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2000-07-26 ArtNo.23227
◆BPLブロードバンド、ケーブルTV業界に新風
【バンガロール】BPL Innovision傘下のBPL BroadbandはVOIP(Voice over Internet Protocol)及び基本電話サービスに関わる将来の政策転換を配慮し、リンク・ケーブル・オペレーターに対してフランチャイジーもしくはパートナーシップ契約をオファー、ケララ州において、まだRahejaやSiticableが傘下に収めていないオペレーターを取り込み、急速に勢力を拡張している。
DTH(direct-to-home)コネクションを有するマーケット・リーダー、Asianetの地位は揺らいでいないが、カルナタカ州でも同様の構図が再現している。同州のケーブル・オペレーターらは、ZeeのSiticable/HindujaのINcable/Rahejas等の老舗とBPLブロードバンドのいずれかの選択を迫られている。しかし、戦いは始まったばかりで、BPLブロードバンドは向こう2年間に南インドとマハラシュトラ州に独自の光ファイバー・ケーブル網も設ける計画だ。
BPLブロードバンドのRaman Kutty Nair主任(ビジネス開発)は、同社はケーブルTV市場への進出を図っている訳ではなく、予想される政府の通信/放送政策の変化に対応してVOIPやその他の関連領域の開拓に着手したところと語る。それによると2、3年後には基本サービス会社2乃至3社が市場を支配、顧客はZee、Hinduja、そしてBPLブロードバンドの何れかを選択することになる見通しだ。
Nair氏の以上の談話は、BPLイノビジョンの米国Nortel Networksとの提携と密接に関係しており、BPLイノビジョンのRajeev Chandrasekhar会長兼CEOは、ノーテルのプラットフォーム上に、顧客に皇帝の満足感を提供する最後の仕上げを施すのが目標としている。それによるとケーブル・オペレーターはケーブルTV業務を専ら手掛け、BPLブロードバンドはインターネット、テレショッピング、また政府が認めるならVOIPサービスも提供する。
BPLブロードバンドの魅力は、フランチャイジー契約を結べば誰でもケーブルTVビジネスに進出できること。フランチャイジーはプロジェクトの49%のシェアを占め、残りの資金と技術はBPLブロードバンドが提供する。したがてケーブルTV市場の競争は益々過熱する見通しだ。
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