2000-07-25 ArtNo.23216
◆ナガールジュナ、1000MW発電事業新支払い方式準備
【バンガロール】Nagarjunaグループはカルナタカ州Mangaloreにおける1000MW(メガワット)発電プロジェクトに新支払い方式を採用する可能性を研究している。
ナガールジュナ・グループのK.S. Raju会長によると、新支払いメカニズムの主眼は電力料金を低く抑えることにある。
カルナタカ州政府は、Deepak Parekh委員会が今年初に提案したエスクロー・メカニズムを認めていない。州送電会社のエスクロー能力は500MWまでで、液体燃料ベースの4プロジェクトにのみ適応される見通しだ。
金融機関はこのため、ディストリビューション会社もしくは消費者に直接電力を供給すると言う代案を提起した。Infrastructure Development Finance Companyも、この種の代案の下での融資を認める意向を表明している。
しかし、カルナタカ州政府により採用される支払いメカニズムは、全ての独立電力供給業者(IPP)に平等に適応されねばならず、あるものにはエスクロー方式を適応し、他のものには別のメカニズムを適応することはできない。
ナガールジュナ・グループのプロジェクトは1999年7月に覚書が交換され、州政府の最終承認を待っている。州政府の最終認可さえ下りれば、短期間に金融アレンジを完了できる。
ナガールジュナ発電事業のコストは、金利も含め1MW当たり約5クロー、EPC(engineering, procurement and construction)契約はAlstomに発注されている。燃料供給入札の審査はKarnataka Power Transmission Corporation Ltdが手掛けており、10月までに結果が出る予定だ。石炭150万トンが必要とされるが、同数値は単位熱量6000キロ・カロリーをベースにしている。しかし国産石炭の単位熱量は3000キロ・カロリー程度と言う。
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