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2000-07-21 ArtNo.23182
◆Ｔｉｓｃｏ／Ｓａｉｌ、共同でＥコマース・ビジネス
【ムンバイ】インドの最も古いブリック＆モルタル企業に数えられる、Tata Iron & Steel Co(TISCO)とSteel Authority of India Ltd(SAIL)が手を携えてＥコマース市場への進出を検討している。
エコノミック・タイムズが20日報じたところによれば、年商6000クロー(US$13.41億)の国内最大の民間鉄鋼会社Tiscoは鉄鋼取引用Ｂ2Ｂ(ﾋﾞｼﾞﾈｽ対ﾋﾞｼﾞﾈｽ)ポータルの設置を計画、目下ＳＡＩＬと協力の可能性を協議している。
Tiscoは50クロー(US$1118万)を同目的のために確保しており、未だサイトの名称は決まっていないが、Tisco筋によると別会社が設けられる可能性もある。Jamshed J Irani重役(MD)によれば、Tiscoはまた国際Ｅコマース会社2社とも提携交渉を進めている。
世界的には既にmetalsiteとe-steelと言う大規模な鉄鋼関連のポータルが存在し、ドイツのThyssen Krupp、Corus(ﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭ･ｽﾁｰﾙとｵﾗﾝﾀﾞのﾎｰｺﾞｰﾊﾞﾝの合併により発足)、フランスのUsinor等は別のポータルを設ける準備を進めている。TiscoはUsinorと手を組みSalem Steel Plantの買収を目指しているが、同ポータルの設置計画には関係していないと言う。
一方、インド国内ではRuia一族に率いられるEssar Steelも鉄鋼専門のＢ2Ｂポータル“clickforsteel.com”を設置しているが、イラニ氏によれば、Tiscoはclickforsteel.comに参加しておらず、Sailとより総合的なスチール・ポータルの開設を目指すと言う。
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