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2000-07-19 ArtNo.23156
◆ランバクシー・ラブ、生物工学局とヒトゲノム計画協議
【ニューデリー】地元製薬会社Ranbaxy Laboratoriesは生物工学局(DOB:Department of Biotechnology)と、DNA(デオキシリボ核酸)診断学に関わる合弁事業の協議を開始しており、ヒトゲノム計画(Human Genome Project)に携わる地元のパイオニア企業に仲間入りする見通しだ。
インディアン・エクスプレスが17日、DOB筋の消息として伝えたところによれば、ランバクシー・ラブとDOBはDNA診断学に関わる個々のプロジェクトに共同出資することになりそうだ。
今年6月26日、ヒトゲノム(人間の生活機能維持に必要な最小限の遺伝子群を含む染色体の1組み)の97%マッピングに関する国際プロジェクトに世界が喝采した際、インドは傍観者を務めたが、DOBは世界の潮流に乗り遅れまいと、それ以来複数の生物工学企業とゲーム・プランを協議している。
ランバクシー・ラブがハリヤナ州Gurgaon地区に設けた研究開発(R&D)施設の主任を務めるJM Khanna氏はIE紙のインタビューに対してゲノム・プロジェクトへの関心を確認するとともに、この種のプロジェクトは新薬の開発にも役立つと指摘した。それによると、ランバクシー・ラブは National Institute of Humanology and Biotechnologyやバンガロールのインド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)を含む他の研究機関とタイアップし、ヒトゲノム・プロジェクトに参画する用意があると言う。
エコニミック・タイムズによれば、インドは1988年に独自のヒトゲノム・プロジェクトを開始、この方面の先駆者になったが、1990年代初頭に200億米ドルの国際プロジェクトが発議された際、インド政府はそれ自身の遺伝子バンクを保護するため、同プロジェクトへの参加を見送った。
しかしここに来てDOB、Centre for Scientific and Industrial Research、Centre for Cellular and Molecular Biology等、国内の研究機関の間に国際的潮流に乗り遅れることに対する焦燥感が高まっていると言う。
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