2000-07-18 ArtNo.23130
◆来月15日までに長距離電話市場と海底ケーブルの接続を開放
【ニューデリー】インド政府は15日、国内情報技術(IT)産業の成長を加速する狙いから8月15日までに、1)“長距離電話市場を開放”し、2)“海底光ファイバー・ケーブルの独占を解除”するとともに、3)“IT人材を育成する長期戦略立案の使命を負うた専門委員会を設置”すると発表した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが16日報じたところによると、バジパイ首相は、この日催された中央政府のIT担当閣僚と全国州政府のIT担当部長の初会議の席上、以上の消息を明かにした。
それによると、国内長距離電話市場の参入者の数には如何なる上限も設けないが、ライセンス取得者にはエントリー・フィーの支払いと政府への利益分与を義務づける。
海底光ファイバー・ケーブルへのアクセスの自由化は、国営国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Limited(VSNL)の独占権剥奪を意味する。即ち民間インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)に広帯域国際海底ケーブル業者と提携し、国内の何れの場所にも独自のランディング・ステーションを設けることを認める。
一方、IT関連閣僚、蔵相、人的資源相から成るIT専門委員会を設置し、全国の技術学校のITコース定員を2001年6月までに2倍に、2002年6月までに3倍に、それぞれ拡大する。
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