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2000-07-17 ArtNo.23120
◆地場二輪車大手バジャジ、US$5.6億剰余金武器に競争乗り切り
【ムンバイ】地場二輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、2500クロー(US$5.588億)の剰余金を二輪車市場における国際競争に対応する主要な武器にする計画だ。
インディアン・エクスプレスが14日伝えたところによると、BALのRahul Bajaj会長兼MD(62)は同社年次報告の中で、以上の決意を表明している。それによると、ピアジオやホンダ等のグローバル・プレーヤーが完全出資子会社を設けてインド二輪車市場の開拓に本腰を入れる中で、同社は、製造能力の拡張やブランド・イメージの確立、市場拡大、新製品/新技術開発のための他社との提携、企業買収、合併等、より大きな市場シェアを確保するために必要なことなら何でもする方針だが、それには多額の資金が必要とされる。BALは豊富な剰余金をこれらの目的に注入することにより株主の長期的利益を図ると言う。
BALの剰余金は1998-99年度の2089.7クローから1999-2000年度の2481.1クローに拡大した。2000年3月31日時点の確定所得投資(fixed income investments)は1843.1クローと、剰余金の74%を占めている。
ラウル・バジャジ会長は、同社が伝統的に中核業務としてきたスクーター製造ビジネスは依然として好収益が望め、一部のアナリストらが言うような斜陽ビジネスではないと強調、新4ストローク・モデルの投入や魅力的な金融スキームを通じて市場の一層の潜在性を開拓するとしている。
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