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	2000-07-12 ArtNo.23079 
	◆火力発電プロジェクト停頓で、石炭の生産目標も下方修正 
	【ニューデリー】火力発電プロジェクト・プロモーターの撤退で、石炭需要の先行き見通しにも変化が生じ、石炭会社は生産スケジュールの調整を強いられている。 
  インディアン・エクスプレスが10日伝えたところによれば、プラニング・カウンシルの中間見直しに際して2002年3月末までに3億1400万トンの採掘を指示されたCoal India Ltd (CIL)は、今や採掘目標を3億400万トンに下方修正している。 
  国産石炭の89%を生産するCILは、Mangalore Power Companyの主要出資者Cogentrixが同プロジェクトから撤退を宣言した今となっては、石炭生産量を1000万トン拡大するために2700クロー(US$6億)を追加投資するのは、賢明ではないと判断したようだ。 
  1000MW(メガワット)のHinduja National Power Companyや1084MWのBhadrawati Powerプロジェクトは、今後も暫くはペーパーワークに終始する見通しだ。優先実行プロジェクトに指定された石炭火力発電事業がいずれも軌道に乗りきれない現状では、これらのプロジェクトをベースに石炭の需要を予測するのは、妥当とは言えなくなったと言う。 
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