2000-07-12 ArtNo.23077
◆インディアン・オイル、向こう7年間にUS$134億投資
【ニューデリー】国営Indian Oil Corporation(IOC)は9日、発電/石油化学領域への進出を含む事業の多角化や6万クロー(US$143.123億)の7カ年投資計画を有効に実行するため、近く組織を再編すると発表した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが10日報じたところによれば、IOCのMA Pathan会長は記者会見の席上以上の消息を明らかにした。それによるとIOCは政府の民営化計画の一環として独立系製油会社少なくとも2社の買収やIndian Petrochemicals Corporation(IPCL)との戦略提携を準備、また発電/石油化学/探査開発領域への進出を計画している。こうした計画の実行に際しては、子会社の設立、新事業を統括する持株会社の設立、国営企業や内外の民間企業との合弁等、様々なオプションを検討している。最終的な組織再編案は間もなく取締役会に提出され、承認が求められ、統合再編計画は2~3年で完成する。
IOCは最近ハリヤナ州Panipat及びグジャラート州における発電事業で他社と合弁した他、目下Panipatにおける4000クロー(US$8.94億)の石油化学プロジェクトの合弁パートナーを物色している。
IOC筋によると同社は7月20日の取締役会の席上、組織再編計画を討議する見通しだ。またマーケッティング、セールス、精製、電力、石油化学等に特化したリージョナル企業の創設を検討していると言う。
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