2000-07-11 ArtNo.23064
◆金融機関、今月末にイスパットにUS$1.56億貸付実行
【ムンバイ】Mittal一族に率いられる鉄鋼会社Ispat Industriesは、今月末までに金融機関から待望の700クロー(US$1.56億)のローン支払いを受けられそうだ。
インディアン・エクスプレスが8日報じたところによれば、イスパット・インダストリーズは銀行/金融機関が提示したローン支払い条件を概ねクリアーしたことから、ローンの支給が再開される見通しだ。
ローン支給再開の条件には、イスパットが非鉄鋼プロジェクトに流用したとされる417クローの回収が含まれる。700クローの資金は主に年産300万トンの熱間圧延コイル(HRC)プロジェクト第2期工事に充当され、一部は債務の返済に当てられる。
イスパットにとって目下の最優先事項は第2ツイン・シェル電炉(EAF)の据え付けで、同工事はドイツのSMS Demagが引き受けている。この他、イスパットは第2期鋳造設備や146メートルの第2トンネル炉の据え付けも予定している。また酸素の供給不足を解消するため、100クローを投じて日産1260トンの酸素製造施設を設ける計画だ。
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