SEAnews 2000-07-07 ArtNo.23036

【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd (MUL)はWagon Rの売れ行きが予想以上に良好なことから今年度のノックダウン・キット輸入量を当初の3万台から5万台に拡大した。
地元部品使用率が50％未満の乗用車の組み立てキットを輸入する際には、当該自動車会社は政府と覚書を交換せねばならない。ＭＵＬは昨年8月に2000-01年度分としてワゴンＲ3万台、中型高級車Baleno8000台の輸入枠に関する覚書を政府と交換したが、最近改めてワゴンＲ2万台の追加輸入に関する覚書に調印した。ＭＵＬは最近ワゴンＲの価格を34万3000ルピーに2万5000ルピー値下げ、積極的な販促に乗り出した。
ＭＵＬ筋は、1000ＣＣワゴンＲの過去6ヶ月の売れ行きは良好で、既存モデルZenと競合しないことも確認されたことから、以上の方針を決めたとしている。
ワゴンＲの地元部品使用率は目下60％で、今年末までには70％に引き上げられる。これにより政府との覚書交換の必要もなくなる。今年2月の発売以来6月までにワゴンＲの販売台数は1万1668台に達したと言う。