2000-07-05 ArtNo.23005
◆Essar、製油プロジェクトの金融条項巡り圧力に直面
【ムンバイ】Ruias一族に率いられるEssarグループは、1050万トン製油事業のEPC(エンジニアリング/資材調達/建設)請負業者ABB Lummus Crestから、プロジェクト金融条項のデッドラインを巡り圧力を受けている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3日報じたところによると、関係プロジェクトの融資機関の1つ、Industrial Development Bank of India(IDBI)取締役会が先週金曜の会議で、融資プロジェクトの実行延期を決めたことから、金融条項の早期実現の可能性が薄れた。
Essar幹部によると、請負業者は金融条項が満たされぬことに懸念を表明しており、同社としては金融機関に金融条項の最終デッドライン設定を求めることを検討している。8000クロー(US$17.88億)のプロジェクトは、2001年第4四半期の稼働が予定されているが、完成期日が1ヶ月遅延するごとに50クロー(US$1117万)のコスト超過を覚悟せねばならない。
米国拠点ABB Lummus Incの完全出資子会社ABB Lummus Crest Mauritiusは、同プロジェクトへの出資にも応じる姿勢を見せていると言われる。プロジェクトのコンサルタントはEngineers IndiaとTata Consultancy Engineersが務めている。
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