SEAnews 2000-07-05 ArtNo.22999

【ムンバイ】ＲＰＧグループが売りに出したマドヤプラデシュ州ボパールのセル式電話ライセンスには旺盛な反応が有り、買い手の提示価格は、売り手のオファー価格の倍に跳ね上がっている。
エコノミック・タイムズが3日伝えたところによれば、一次入札の結果からすれば、ボパール・サークルの市価は1億2500万米ドルになる。これはＲＰＧグループが1ヶ月前に同サークルの51％の権益を売りに出した際のオファー価格の2倍に相当する。同グループは当初51％権益の売値を120クローに設定していた。この点からすればサークル全体の価格は235クローになる。しかし入札者らにより提示されたサークル全体の価格は550クローをマークした。
長距離電話市場が開放された際には、マドヤプラデシュ州はインド北部と南部、東部と西部のトラフィックの接続点の役割を担い、同地のライセンス保持者はサークルを通過する長距離電話からアクセス料を徴収できる。
消息筋によると入札の第1ラウンドにはBirla-AT&T-Tata連合、BPL、Hutchison、Bharti、Escotel、公共部門のMahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)等8社が応札、内5社が一次選考を通過したようだ。Rabo India FinanceがＲＰＧグループのアドバイザーを務めている。
こうした中で、国内の他のテレコム権益の取引は一時停止され、ＲＰＧグループの取引の成り行きが注目されている。ボパール・サークル・ライセンスの取引は今月末にも最終結果が判明する見通しだ。