2000-07-04 ArtNo.22986
◆TVSスズキ、スクーターSpectraを7月に改めて発売
【チェンナイ】TVS-Suzuki Ltdは4ストロークのスクーター・モデルSpectraを今月改めて発売する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1日伝えたところによれば、TVSスズキのVenu Srinivasan会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、スペクトラはTVSスズキが350クロー(US$7823万)を投じてマイソール近郊に建設した新工場で生産され、価格は約4万2000ルピー(US$939)と、最初の発売価格に比べ多少高めだが、エレクトリック・スターターを装備、これ以前に比べよりパワフル、より軽量で燃費も向上している。TVSスズキは2年ほど前に同モデルを売り出したが、顧客の反応が芳しくなかったことから、販売を停止、改良を加えていた。
TVSスズキはスペクトラと相前後してTVS Sportを正式に発売する。TVS製モーペッドの売れ筋、TVS Champの後継モデルで、既に複数の州でテスト販売されている。
TVSスズキのビジネスはモーペッド、モーターサイクル、スクータレットと、何れも好調だが、スクーターのみが低調に推移している。しかしSrinivasan会長はそれほど懸念していないと語った。マイソール工場の稼働率は100%に達し、TVS Scootyの販売は上向いている。同社のスクータレットの月間生産台数は昨年初の9000台から1万3000台に拡大している。4ストローク・モーターサイクルFieroはエンジン・パーツを除き全てマイソール工場で生産されている。
TVSスズキはスペクトラ製造用に導入した新設備のコスト、25クロー(US$558万)のみを回収すればよいが、同社としては比較的長い時間をかけて同コストを回収する計画だ。スペクトラは当初月間200台ほど生産、2001年3月までに月産1500台を目指す。
TVSスズキの今年初2ヶ月(4-5月)の販売台数は14%、売上額は23%アップしたと言う。
|