2000-07-03 ArtNo.22977
◆MP州インディラ・サガール・プロジェクトは電力事業に集中
【ボパール】マドヤプラデシュ州政府は資金不足から5000クロー(US$11.177億)の複合開発事業Indira Sagarプロジェクトの内電力事業に力を集中する計画だ。
エコノミック・タイムズが先週金曜(6/30)伝えたところによれば、州政府はPower Finance Corporationから必要資金を借り入れるか、中央政府もしくはNational Hydel Power Corporation (NHPC)と合弁を組む可能性を検討している。
Khandwa地区Punasaにおけるインディラ・サガール・プロジェクトはNarmadaバリーにおける29件の主要プロジェクト中最大の規模を有し、高さ92メートル、長さ654メートルのダムにより、1000平方キロをカバーする国内最大の人工湖を造成、1000MW(メガワット)の発電と、12万3000haの土地の灌漑を目指している。下流には更にOnkareshwar、Maheshwar、Sardar Sarovarの3ダムが建設されるため、Punasaダムの建設はNarmadaバリー・プロジェクト全体の要を成す。
同プロジェクトは当初1987年の着工、1995年の完工が目指され、コストは1400クローと見積もられていたが、住民の反対運動や資金難から大幅に遅延、コストも当初の見積もりを大幅に超過する見通しだ。現時点の見積もりコストは5000クロー、完成にはなお30年を要するものと予想されている。
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