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2000-06-30 ArtNo.22962
◆マラソンのEssar Power買収計画破談
【ガンディナガール】財政難に直面するEssarグループ再建策の要と見なされてきたEssar Power のMarathon Powerへの売却計画が曲折を経た末破談になった。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが28日伝えたところによると、Essar groupは27日、Essar Power Ltdの100%権益を米国のMarathon Powerに売却する1億7000万米ドルの取引を中止すると宣言した。
Essarグループとマラソンの取引が破談になった理由としては、サード・パーティーへの電力供給問題やマラソン側がEssarパワーの買収に必要な金融機関の支援を得られなかったこと等が指摘されているが、Essarの声明はその点に関する詳細を伝えていない。
Kaushik Patelエネルギー相は月曜、「インド政府はEssar/マラソンの取引の制限時間が迫っていることは知っており、グジャラート州が外国直接投資(FDI)を必要としていることも理解している。しかしサード・パーティーへの電力の販売を認めることはできない」と語っていた。
グジャラート州エネルギー部幹部によると、Essar PowerがRuias一族の所有に帰するにしろ、マラソンに所有されるにしろ、電力はEssar Steelに売却される必要がある。Essar幹部は2ヶ月半ほど前にサード・パーティーに電力を販売する許可を申請したが、州政府は、「1995年6月に発行した特別許可の下、Essar Oil等の姉妹会社に電力を供給する限り問題はない」と回答した。この点についてはEssar Powerのオーナーシップが変わっても影響は受けない。その後(70日ほど前)Essarは「マラソンへのEssar Powerの売却は可能」との見通しを示していたと言う。
グジャラート州政府エネルギー部の幹部は1年ほど前に、Essar/マラソンの取引は1948年電力供給法第43A1(c)条の条文を適応することによってのみ成立すると述べていた。同条文は電力会社が州政府の認可を得たものに電力を販売することを認めている。州政府は結局、同条文が指摘する認可を与えなかったようだが、Essarのステートメントは州政府の頑なな姿勢がマラソンとの契約交渉の破談を招いたとは述べていない。
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