1995-07-08 ArtNo.2291
◆<星>シックサン精密、イーシュン/J州/ペナンに新工場
【シンガポール】日本や欧米の多国籍企業に精密部品を納入している地元企業Seksun Precision Engineering(適新精密五金製品)は1350万Sドルを投じてイーシュンにシンガポールにおける第3工場を建設するとともに、隣国マレーシアのジョホール及びペナンにもそれぞれ600万Mドル/420万Mドルを投じ工場を増設、急増する需要に応じる。
セスダック登録企業シックサンのフェリックス・オン(王金発)会長によると、目下イーシュンとアンモーキオの既存工場はフル操業状態で月間400万Sドルの売上を上げている。同社は電子製品やコンピュータ周辺機器に使用されるメタル・スタンピング部品を多国籍企業に納入しており、顧客の半数は日系企業、残りの半数は欧米企業で占められている。円高に伴い日系企業方面からの需要が顕著に増加した反面、Sドルの対米ドル相場上昇に伴う影響はほとんど受けていない。イーシュンの新工場(19万3000平方フィート)は9月に、ジョホール州工場(6万5000平方フィート)は11月に、ペナン工場(6万2000平方フィート)は来年1月までに、それぞれ完成する予定で、シンガポール工場は主に工具デザイン等のハイエンド・オペレーションを、マレーシア工場はメタル・スタンピングや工具組立を手掛けている。昨年の純益は446万Sドルと、一昨年比83.3%増加、営業額も78.1%増の4892万Sドルを記録した。(ST,BT,LZ:7/7)
|