SEAnews 2000-06-26 ArtNo.22904

【ニューデリー】インド政府は保険業界における26％の外国人持分上限規定から外国機関投資家(FII)の持分を除外する可能性を検討している。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが22日報じたところによると、保険業監督開発局(IRDA:Insurance Regulatory Development Authority)のN Rangachary会長はＩＲＤＡ顧問委員会の3日間の会議後記者会見し、以上の消息を語った。それによると、外国機関投資家の出資は多くの場合投資目的で、経営権の掌握を目指したものではないことを配慮したものだが、対象とされるのは、子会社が保険事業に関係していない外国機関投資家に限られる。
しかしエコノミック・タイムズによると、Housing Development Finance Corporation (HDFC)のような企業にとっては、この種の措置は決して吉報とは言えない。ＨＤＦＣに出資する外国機関投資家Sunlifeは、同時にＨＤＦＣの合弁パートナーで、ＦＩＩと外国直接投資(FDI)の両ルートを合わせた出資率は26％を突破すると言う。