2000-06-26 ArtNo.22901
◆インド政府、メガ肥料合弁認可、オマーン政府は撤退確認
【ニューデリー】オマーン政府はインド側プロモーターを務めるIndian Farmers Fertilisers Cooperative(Iffco)及びKrishak Bharti Cooperative(Kribhco)の意思決定の遅れを理由に、オマーン国内における4500クローの尿素合弁プロジェクト協定をキャンセルする。
デカン・ヘラルドが22日報じたところによると、オマーンのM A BSultan Maqbool Bin Ali商工相は、『インドとオマーン間の当該合弁事業に関わる全ての協定はキャンセルされるだろう。しかしIffco及びKribhcoが同事業に依然として関心を有するなら、再度入札することができる』と語ったとされる。
この点に関してインド化学肥料省のA V Gokak次官は関係報道について確認することも、否定することも拒んだ。同次官によると、インド政府が先週水曜の閣議で9億6900万米ドルのプロジェクトを承認したのは、決してオマーン政府がプロジェクトからの撤退をほのめかし、圧力をかけたからではない。オマーンのアリ商工相は今年4月末に催されたインド/オマーン合同会議の席では、依然としてプロジェクトに強い関心を表明していたと言う。
インディアン・エクスプレスが22日伝えたところによれば、オマーン政府は、インド政府が最近の閣議で、プロジェクトを再編し、新たなパートナーの参加を求める方針を決めたことを歓迎する一方、オマーンとしては、Oman India Fertiliser company (Omifco)の新たな入札には参加しない意向を表明したと言う。
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