2000-06-26 ArtNo.22899
◆国営石油IOC、パイプラインのリスク管理でカナダ企業と提携
【ムンバイ】国営Indian Oil Corporation(IOC)は、カナダ企業Enbridge International(EI)と、国境を跨ぐパイプライのリスク管理に関わる技術協定を結んだ。
インディアン・エクスプレスが22日伝えたところによれば、両社は2年前に設計、建設管理、経営、保守技術、訓練、コンサルタンシー等、パイプライ開発に関わる様々な領域における協力覚書を交換した。
しかしながら主要な協力はプロダクト・パイプライン領域におけるもので占められ、またデザイン及びエンジニアリング領域におけるある種の協力も予想される。この他の協力領域にはガス・マーケッティングや腐蝕問題が含まれる。
IOCの関心の中心は液化天然ガス(LNG)で、ターミナルやパイプライン等、戦略地点における適切なインフラ開発に関する研究が進められている。
一方、EIは、インド全国に大規模なパイプライン網の建設を計画するペトロネットの一部子会社への出資を希望している。これらの子会社にはVadinar-Kandla、Cochin-Karur、Mangalore-Bangaloreが含まれる。EIはペトロネット・インディアへの出資も希望しているものの、新規参入のためのスロットは最早存在しない。
しかし観測筋によれば、EIのような外国企業は他のペトロネット・プロジェクトに出資することができる。最大のものはJamnagarとGwaliorをリンクする5200クロー(US$11.62億)のパイプライン・プロジェクトで、この他Chennai-Madurai間、Paradip-Rourkela間、Bhatinda-Udhampur間等、より小規模のプロジェクトもある。これらのプロジェクトに外国企業が参加することを制限する理由はないと言う。
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