2000-06-26 ArtNo.22893
◆ピアジオ・グリーブズ、高度カスタマイズ三輪車オファー
【プーナ】イタリヤ企業Piaggio Spaと地元Greaves Ltdの51:49の合弁会社Piaggio Greaves Vehicles Ltd (PGVL)は、高度にカスタマイズされたスペシャル・パーパス・ビークルをインド市場に投入する計画で、自動三輪車市場に新風を吹き込むことになりそうだ。
PGVLのRavi Chopra重役(MD)によると、こうしたデザインには例えば移動ベーカリー、ドア・ツー・ドアのアイスクリーム配達車、ゴミ収集車等が含まれる。この種のカスタマイズは自動三輪車の潜在市場を開放するばかりでなく、小売スタイルも一変させる。
デザインの最適化とボディーのカスタマイズでコストは増すが、店舗等に余分な投資を行う必要が無く、より大きな利益を享受できる見通しだ。PGVLは全国キャンペーンを展開し、新コンセプトの普及を図る計画だ。
昨年7月31日にインド市場に投入したApeレーンジのディーゼル三輪車は、今年初2ヶ月(4/5月)に8000台が販売され、同カテゴリーにおけるシェアは20%を占めた。PGVLは全国のディーラー網を現在の101店から今年9月までに150店に拡大する。プーナ近郊Baramatiに設けられた工場の年間製造能力は現在の2万5000台から3年内に5万台に拡大される。
また三輪車に続き、1トン積み4輪車の製造も計画しており、この種のカテゴリーへの進出は同社が初めてと言う。
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