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2000-06-23 ArtNo.22881
◆ICICI/サティアム、合弁解消、出資を伴わぬ提携に転換
【ムンバイ】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)傘下のICICI Bankは、昨年12月に発足を宣言したインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、Satyam Infowayとの50:50の合弁事業を早くも解消した。
エコノミック・タイムズが21日報じたところによれば、出資合弁は解消されるものの、両社は現金自動預払機(ATM)及びサイバーカフェの全国網構築の面で戦略提携を維持する方針で、新協定が近く結ばれる見通しだ。
ICICI BankのH N Sinor重役(MD)は、「インターネット・ワールドは急速に変化している」と前置きした上、「覚書を交換して6ヶ月に過ぎないが、合弁は両社の成長目標を実現するための回答ではないことが明らかになった」と両社の合弁解消を確認した。同氏によれば、ICICIバンクのネットバンキング顧客は13万5000人にのぼり、同行のウェブサイトには月間延べ180万人が訪問、オンラインにより1日80~100件の新規口座開設申請を受けている。
ICICIバンクのATM網は日に日に拡大しており、インターネットとATMは同行の事業拡張戦略の重要部分を成している。他方、インフォシスはサイバーカフェを全国に展開することを計画している。そこには両社が提携する大きな潜在性が存在するが、この種の提携に共同出資は不要と言う。
ちなみにICICIバンクとサティアム・インフォウェイの合弁は、後者がRajesh JainのIndiaWorldを買収し、数百万のページ・ビューを獲得した直後に発表された。ICICIバンクは当時サティアムのウェブサイトから多くの顧客を獲得できると判断したものと見られるが、その後ICICIグループはそれ自身主要なネットプレーヤーになることを目指し、独自に一連のポータルを開設した。
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