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2000-06-23 ArtNo.22875
◆タタ・パワー、独立電力業者4社の買収目指す
【ムンバイ】タタ・グループ傘下の電力事業3社を合併して発足することが決まったばかりのTata Powerは、早くもカルナタカ州、マドヤプラデシュ州、タミールナド州の独立電力供給業者(IPP)4社の買収工作に乗り出した。買収コストは4000クロー(US$8.94億)にのぼる見通しだ。
エコノミック・タイムズが21日、消息筋の言として報じたところによれば、4つのIPPプロジェクトは500~600MWの火力発電事業で、タタ単独、もしくは香港のChina Light & Power(CLP)との合弁方式による買収が目指されているようだ。タタは既に、Mangalore Power Projectの再建事業でCLPと手を結んでいる。
タタ・パワーのAdi Engineer重役(ED)は、エコノミック・タイムズに対し、4件のIPPプロジェクトの買収交渉を進めている事実を確認したが、交渉相手を明らかにすることは避けた。タタ・パワーの別の幹部は、4プロジェクトの内、少なくとも2件を買収する計画で、投資額は4000クローに達するとの見通しを語った。
タタ・パワーは2000-03年の間に3580クロー(US$8億)の投資を予定しており、内1900クローは新規プロジェクトに投資される。必要資金の33%は内部資金、45%は借入、22%は優先株の発行を通じて賄われる。なおグループ電力事業会社3社の合併の結果、タタ・パワーは3454クローの準備金を保持している。
ちなみにインド市場に進出した国際電力会社の一部は、プロジェクトのスローペースに痺れを切らせるか、インド以外の地により有利なプロジェクトを見出し、インドからの撤退を図っていると言われる。
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