2000-06-22 ArtNo.22870
◆BHP/ホーフオーフェンス/デマーグもIISCOに関心
【カルカッタ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)が先月、募集した赤字経営の子会社Indian Iron and Steel Company Ltd(IISCO)の戦略パートナー選考入札には、オーストラリアの鉱山会社Broken Hill Propriety(BHP)、オランダの鉄鋼会社ホーフオーフェンス(Hoogovens)、ドイツのSMS デマーグ(Demag)等が関心を見せている。
エコノミック・タイムズが20日伝えたところによれば、地元ではデリー拠点のBhusan Steelも関係入札書類を取得した。最近、西ベンガル州カルカッタ近郊Dankuniに300クロー(US$6706万)を投じて冷間圧延工場を設けたBhusan Steelは、東部インドにおけるプレゼンスを一層強化するため主要プラントを物色しているもようだ。
これ以前には三井物産、中国のナショナル・スチール、ウクラニアン・スチール・カンパニー、ロシアのTyazPromExportsがIISCOの支配権益に関心を表明していた。世界最大の鉱山会社Rio TintoはIISCO傘下の鉱山に関する問い合わせを行っていたが、今のところまだ入札書類を取得していない。同入札は7月15日に締め切られる。
SAIL筋によれば、入札書類を取得したものの多くは、Burnpurの鉄鋼プラントよりもIISCO所有の鉄鉱山により大きな関心を寄せているようだ。しかし落札者はBurnpurの技術/設備の向上に投資し、同社の経営を黒字に転換せねばならないと言う。
|