1995-07-08 ArtNo.2287
◆<星>チャイナ・マーチャンツ、SES上場
【シンガポール】中国企業の先頭を切ってシンガポール証取(SES)への上場を目指す中国蛇口招商港務股分有限公司(チャイナ・マーチャントツ・シャーコウ・ポート・サービスCo Ltd:CMSP)は6日、シンガポール投資家向けにB株2660万株を公開した。
2660万株の内私募が2128万株、公募が532万株で、募集価格は水曜の深証取の終値を9.5%下回る3.80HKドル。CMSPの昨年度売上は3億1640万元、純益は1億540万元で、これを基準とした株価収益率は9.7倍。同社はシンガポール投資家に1:10の特別配当株の発行と12%の配当を約束している。同社の中核ビジネスは珠江デルタに位置する蛇口港の管理で、この他に港湾関連サービス、投資、沖合い石油事業の後方支援等に関わる子会社12社、系列会社5社を擁する。CMSPはこれらの子会社を通じて既に赤湾における沖合い石油支援事業でスンバワン・グループ、ジュロンタウン公社(JTC)、ジュロン・シップヤードと合弁、また深空港における航空機修理業務ではシンガポール・テクノロジーと提携している。CMSPの当地上場計画はSESと深証取が5日に相互清算協定に調印したことにより実現の運びとなった。募集は7月10日に締め切られ、12日よりSESにおける取引が開始される。CMSPの募集/上場に対するシンガポール投資家の反応は、今後の中国企業のSES上場の行方を定めるもの見られ、注目されている。(ST,BT,LZ:7/7)
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