2000-06-22 ArtNo.22867
◆アッサム州、送配電事業に民間の参加求める電力事業再編策発表
【DISPUR】アッサム州政府は19日、州電力局を2分し、送配電事業に民間の参加を求めることを主要な内容とする電力事業再編案を発表した。
アッサム州政府のHitendra Nath Goswamiエネルギー部長がこの日記者会見したところによれば、Assam Power Corporationと送配電会社2社が新設され、アッサム州電力局(ASEB)の全ての事業を引き継ぐ。都市部やその他の地域の送配電事業は段階的に民間企業にリースされる。送配電事業は完全に民間に委ねられるが、発電事業については選択的に民間との合弁事業に転換される。また農村部の送配電事業を手掛けるAssam Rural Electrificationが新設される。州政府の承認を得た新電力政策は7月30日まで公開討議に委ねられ、その後法制化される。
ASEBの累積損失は2429クロー(US$5.44億)にのぼり、送電/配電ロスは42%に達する。アッサム州内の発電施設の設備能力は574MW(メガワット)だが、実際に供給されている電力は110-120MWに過ぎない。州内の電力需要は500MWで、不足分は連邦企業から購入していると言う。
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