2000-06-22 ArtNo.22865
◆コンピューテック、格安US$335PC武器に国際市場開拓
【カルカッタ】カルカッタ拠点の年商72クロー(US$1609万)のComputech International Ltdは、インテル・プロセッサー搭載のローエンド・パーソナル・コンピューター(PC)をセット価格1万5000ルピー(US$335)で近く発売、インド国内市場ばかりでなく、近隣諸国市場も開拓する計画だ。
インディアン・エクスプレスが20日報じたところによれば、コンピューテックのSantosh Rateria会長兼MDは19日記者会見し、以上の発表を行った。それによるとPC普及率の低いインドにおいては、ローエンド・マーケットに照準を合わせるべきで、同社は2年前のテクノロジーをベースにした低コストPCによりこの種の市場を開拓する。先ず233MMXインテル・プロセッサー搭載のマシーンを発売、6ヶ月後には266MMX、その後は300MMXと、6ヶ月ごとにアップグレードし、価格は1万5000ルピー台を維持する。何れのマシーンも64MB RAMとカラー・モニター付き。
米国拠点のBell Incorpからプロセッサーの供給を受け、今年8月から月間3000台の販売を目指す。内60%はローエンド・マシーンで占められる。同社はインド国内の他、スリランカ、バングラデッシュ、ネパール、インドネシア、フィリピンをターゲットに輸出市場も開拓する計画だ。2000-01年度の輸出売上は32クロー、2001-02年は48クロー、2002-03年は64クローを、それぞれ見込んでいる。
コンピューテックはまたインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)/アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)事業にも進出する計画で、BカテゴリーのISPライセンスを既に取得、2ヶ月以内にカルカッタにおけるサービスを開始する。この他、最近ASP子会社Vedantha.com Worldwide Ltdも新設した。
2000年3月期の年商は72.38クローと、前年の77.58クローを下回ったが、純益は10.63クローから16.81クローに58%アップした。これは運送代理や貿易業務を分封したため。
同社は向こう4ヶ月間にソフトウェアに14クロー、ハードウェアに8クロー、ISPビジネスに8クロー、合計30クローを投資する。このため総発行株式の5~7%を私募にかけ47クローを調達する計画と言う。
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