SEAnews 2000-06-22 ArtNo.22861

【バンガロール】カルナタカ州政府は19日、TVS SuzukiとIndo Rama Petrochemicalsの拡張プロジェクトを含む、総投資額1万クロー(US$22.35億)のメガ・プロジェクト15件を認可した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが20日報じたところによれば、これらのプロジェクトは、州政府が6月5－6日に主催した国際投資会議“Global Investment Meet (GIM)”の会期中に州政府工業部傘下のハイレベル委員会が認可したもので、S M Krishna首席大臣を長とするサブ委員会は6月29日もしくは30日に再度会議を催し、残る大型プロジェクトにも検討を加える。
同州のR.V. Deshpande工業部長によると、ＴＶＳスズキは450クローを投じてマイソールのスクーター工場を拡張、インド・ラマは1421クローを投じてマンガロールに高純度テレフタル酸(PTA)プラントを建設する。
Jindal Tractebel Power CoがToranagalに設ける500ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)発電所のコストは2000クロー(US$4.47億)、Grasim Industriesが進めるマンガロール製油所付属の448ＭＷの発電事業のコストは2249クロー(US$5.027億)と見積もられる。Tata BP Solarは235クローを投じてバンガロールのソーラ発電施設を拡張、Hampi Petro ChemicalsはRaichurに718クローを投じて発電施設を備えたコークス炉(coke oven)を建設する。
Zee Telefilmsは700クローを投じ、マルチ・プレックッス・コンプレックス／インターネット、インターラクティング・スタジオ／ファミリー・エンターテインメント・センターとともに光ファイバー同軸ケーブル網を敷設する。今回認可されたプロジェクトには、この他、農産品加工、発電、セメント、電子、光ファイバー・ケーブル関連プロジェクトが含まれている。
一方、カルナタカ州政府傘下の6機関は、16のインフラ・プロジェクトに対する民間投資家の参加を求めた。これらにはバンガロールの水処理工場、観光プロジェクト、小規模空港、工業団地開発が含まれる。これらのプロジェクトに対する申し込み期限は6月30日に再度延期された。