2000-06-21 ArtNo.22856
◆政府、インフォシス/ウィプロの海外企業買収包括認可申請棄却
【ニューデリー】大蔵省は中央銀行Reserve Bank of Indiaに対し、Infosys Technologies LtdとWiproから提出された合計100億米ドルの海外企業買収に対する包括認可申請を非公開処理するよう指示した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが19日報じたところによれば、大蔵省は、インフォシス/ウィプロ両社の申請を棄却するよう暗に指示したものと受け止められる。最近見直された海外企業買収ガイドラインの下、輸出売上の10倍までの買収が認められた。また情報技術(IT)企業に関しては、1億米ドルまでの企業買収のための国際預託証券(GDR)/米国預託証券(ADR)の発行が自動認可されることになった。輸出収益を基準にした場合、インフォシスは20億米ドルまでの海外企業買収が可能で、それを上回るものに関しては、経済問題局(DEA)/中央銀行/商工省の代表から成る特別合同委員会(SCC:Special Composite Committee)の認可を得ねばならない。
|