2000-06-20 ArtNo.22836
◆ヒューレット・パッカード、バンガロール工場でサーバー製造
【バンガロール】Hewlett-Packard(HP)はカルナタカ州バンガロールの工場でHP NetServer E200の製造を開始する。目下同工場ではビジネス用パーソナル・コンピューター(PC)のBrioとVectra、ホームPCのPavilionが製造されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが17日、HP社のV. Krishnan重役(マーケッティング担当GM)の言として伝えたところによると、この種のサーバー価格は目下7万8000ルピー(US$1743)だが、6ヶ月以内に約5万ルピー(US$1117)に値下げされる。目下インドのサーバー市場における同社のシェアは21%だが、一層のシェア拡大が目指される。
HP社が600万米ドルを投じて設けたバンガロール工場の月間製造能力はPC2万台、サーバー1000台で、PC製造部門の稼働率は目下50%となっている。
HP社は来月全世界で発売するNetServer 800等、他のサーバーの製造もバンガロールで手掛ける計画だ。サーバーの地元部品使用率は最終的に40~45%、PCのそれは現在の10~15%から75~80%に引き上げられる。インド国内で製造することにより需要と供給力のバランスが図れ、資材調達やサプライ・チェーンの管理も容易になる。チャンネル・パートナーの開発には別に200万~300万米ドルが投資される。
市場開発担当マネージャーのRotnoraj Dutta氏によると、HP NetServer E200はファイル、プリント、インターネット等の必要機能だけを購入し、後からアップグレードすることができるため、中小企業にも容易に購入できる。
バンガロールのエレクトロニクス・シティーに設けられたPCコンフィギュレーション・センターは、シンガポール、オーストラリア、中国、日本に次ぎ、アジア太平洋地域では5番目のもの。インドで製造されたサーバーは将来韓国、インドネシア、南アジア地域協力連合(SAARC)諸国等に輸出されると言う。
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