2000-06-20 ArtNo.22832
◆ICICI、JVSL総合鉄鋼事業に110クロー融資実行
【ムンバイ】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)はJindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)が6144クロー(US$13.73億)を投じ、カルナタカ州Bellaryで進める年産160万トンの総合鉄鋼プロジェクトに対する200クローの金融ファシイティー中の110クローを支出した。
エコノミック・タイムズが18日報じたところでは、プロジェクトに必要とされる6144クローの内、2100クローはルピー建てターム・ローン、1700クローは外貨建てローン、635クローは社債、残りは自己資本で賄われる。JVSLはプロジェクト・ファイナンスの組成が完了する以前に金融機関からさらに190クローの貸付を受けるが、その内90クローはICICIからのもの。
JVSLのM V S Seshagiri Rao財務担当重役によると、第1期分のCorexプラントは既に稼働しており、今年末までに第2期分のやはりCorexプラントが稼働する。また同じ場所で進められているペレット・プロジェクトも9月までに稼働する。
JVSLは当初トン当たり210米ドル(9450ルピー)の輸入スラブを用いて熱間圧延コイルを製造、トン当たり製造コストは1万2500ルピーにのぼったが、今では独自生産したトン当たり8500ルピーのスラブを用いているため、HRコイルの製造コストはトン当たり9300ルピーに下降した。2000年4月のHRコイルの生産量は10万4000トン。内7万5000トンはCorexルート、残りは輸入スラブを用いたものである。
輸出需要は徐々に低下し、FOB価格は下降線を辿っている。Jvslがこれまでに輸出したHRコイル2万トンのトン当たり輸出価格は平均285米ドルだが、トン当たり輸出価格は往時に比べ10~15米ドル下降している。コマーシャル・グレードのHR製品のトン当たりFOB価格は335米ドルから300~320米ドルに下降した。
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