1995-07-07 ArtNo.2283
◆<印尼>戦略産業局傘下企業を再編:ハビビエ国務相
【ジャカルタ】インドネシア政府は戦略産業局傘下の国営企業10社に財政的再編を加える方針だ。
ハビビエ科学技術担当国務相が4日に催された科学技術環境問題国会専門委員会の答弁で明らかにしたところによると、同再編作業にはこれらの企業に対する政府持ち株比率の判定が含まれ、注入された政府資金の一部は債権とされる。戦略工業は初期の段階では政府の資金援助を必要とするが、例えば国産機製造元のIPTNはいつかは輸入機材への依存から脱却できる見通しで、その時には株式を公開、政府の持ち株が40%に縮小される可能性も有ると言う。また同相はこの日の答弁で「政府は原子力発電事業には最低の優先順位を置いている」と語った。インドネシアは1966年5月よりジャワ島ムリア山に12億米ドルを投じて原子力発電所を建設する計画を進めている。(ST,LZ:7/6)
|