2000-06-19 ArtNo.22828
◆米系サイバービル、ハイデラバードにソフト開発センター設置
【バンガロール】カリフォルニア州サンタクララを拠点に、America Online (AOL)やIntuit Incと手を組みインターネットを通じた総合的な請求書管理サービスを提供するCyberBillsはアンドラプラデシュ州ハイデラバードにソフトウェア・デベロプメント・センターを設ける準備を進めている。
エコノミック・タイムズが15日伝えたところによれば、John Simpson氏と共同でサイバービルズを創設したMurali Chirala社長兼CEOは同紙のインタビューに応じ、以上の消息を語った。それによると、100万米ドルを投じて設けられる1万平方フィートのセンターでは、米国本社の仕様に基づき電子請求書呈示支払い(EBPP:Electronic Bill Presentment and Payment )システム関連製品やサービスの開発とテストが手掛けられる。地元デベロッパー30人が既に雇用されており、年末までに約100人に増員される。また、インドの指導的金融機関と提携し、同社のオンライン請求書管理ソルーションを提供する計画だ。
創業2年のサイバービルズはGE Capital、Intuit、Texaco、Seligman、Vertex Management、Dotcom Ventures等の戦略パートナーから5000万米ドルの資金を得て、ネバダ州ヘンダーソンに10万平方フィートの施設を設けている。
仮に2200万の顧客ベースを擁するAOL及びIntuitとの取引が成立すれば、今年末までにはより総合的な製品を市場に投入し、来年はナスダック登録を果たす計画だ。
米国に5万の顧客ベースを有するサイバービルズはワイヤレス・データ・サービス会社Aether Systems Incと手を結び、同社製トータル・ビル・マネージメントのユーザーに2方向ペジャーやパーム・オーガナイザー等の携帯通信機器を通じた電子支払いサービスも提供している。
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