2000-06-19 ArtNo.22818
◆各州間の石油製品の移動禁止で、全国の産業に深刻な影響
【ニューデリー】石油天然ガス省が各州間の石油製品の移動を禁止したことから全国の産業が深刻な影響を被り、キャプティブ発電所の中には運転停止を強いられるものも出ている。
エコノミック・タイムズが16日伝えたところによれば、ナフサとディーゼルはキャプティブ発電施設の主要燃料とされているが、今回の禁令によりこれらの燃料を用いる発電所の発電コストが著しく上昇している。
石油天然ガス省は、ディーラーらが他州から石油製品を購入し、不正に高額な税負担を回避するのを阻止する狙いから同禁令を発したものだが、例えばグジャラート州の販売税は20~22%で、これに対して中央政府の販売税は4%に過ぎない。このため石油会社のディーラーらは同州のキャプティブ発電業者らに、20%ではなく4%の販売税を基準に料金を徴収してきた。
|