2000-06-16 ArtNo.22801
◆アッサム州、ガス・クラッカー事業遅延で中央政府に介入要請
【グワハティ】アッサム州政府のGunin Hazarika商工部長は13日記者会見し、3600クロー(US$8.05億)のガス・クラッカー・プロジェクトの遅延を克服するため、Oil India Ltd (OIL)とReliance Assam Petrochemicals Ltd (RAPL)のガス供給契約が早期調印されるよう中央政府に介入を求めた事実を明かにした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが14日報じたところによると、関係プロジェクトは、P.V. Narasimha Rao首相時代に同相により定礎式が催されたものだが、その後インド空軍がTengakhatを建設地とすることに異議を唱えたことから、州政府は急遽Lepetkotaに代替地を確保した。Hazarika部長によればガス供給協定が締結されるなら、土地収用も直ちに可能で、最早困難な問題は存在しないはずである。Reliance Industries Ltd (RIL)もガス供給協定さえ結ばれれば、45日以内に地代を支払うとしている。しかし同社は供給されるガスの質や量に関する条件を頻繁に追加、そのことが協定調印の遅れの原因の1つになっている。
Hazarika部長が、Ram Naik石油・ガス相に送付した書簡の中で指摘したところでは、ガス供給協定は、曲折を経た後今年3月14日に仮調印にこぎつけ、4月14日に正式調印されるはずだった。しかしOILが協定草案にある種の修正を要求したことから未だに調印されておらず、目下、修正内容に対する石油・ガス省の認可を待っている。ガス供給協定はプロジェクトの最初の里程標と見なされることから、早急な調印が望まれる。またプロジェクトがこれ以上遅延すれば、当初3600クローと見積もられたプロジェクト・コストが1万クロー(US$22.35億)に膨張する恐れもあると言う。
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