【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は先月、赤字経営の完全出資子会社Indian Iron and Steel Company Ltd(IISCO)の戦略パートナーを募集したが、日本、ドイツ、オランダ、オーストラリア、中国、ウクライナ、スイス、そしてインド国内から旺盛な関心が寄せられている。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが15日伝えたところによれば、SAILは戦略パートナーにIISCOの支配権益をオファーしており、入札の締め切りは7月15日。SAIL筋は関心を表明した企業の社名を明らかにしていない。しかし同社幹部は入札結果に自信を表明している。
これ以前にはロシア企業TyazhpromがIISCOの再建を引き受けたものの、ルピー/ルーブル・エスクロー口座の利用をロシア政府が承認しなかったため、不首尾に終わった経緯がある。