【ムンバイ】フォードは米国ステーブルからリンカン(Lincoln)及びトーラス(Taurus)を、欧州ステーブルからはフォーカスとKa及びミニバンを、インド市場に紹介する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが12日伝えたところによれば、フォードは2001年4月にインドが量的輸入規制を撤廃するのに伴い完成車の輸入を検討、ニッチ需要の規模を探っている。フォードはリンカン及びトーラスを既に日本市場に輸出している。
Ford India Ltd(FIL)のDavid E Friedman副社長(ファイナンス)によると、鍵は需要の大きさで、譬え完全ノックダウン(CKD)キットを輸入するにしてもコストと需要のバランスを見極める必要がある。
一方、FILは今年10月からIkonをラテン・アメリカ及びアフリカ諸国に輸出する。同社は急成長するラテン・アメリカとアフリカ市場に注目、当面両市場への輸出に力を集中する。2001年4月の量的輸入規制の撤廃で、シナリオは変化するはずと言う。
FILのVinay Piparsania重役(GM)によると、同社は7月1日から生産台数を現在の1日88台から100台にアップする。しかし同社はワンシフト態勢を維持、二交替制は導入しないと言う。