2000-06-14 ArtNo.22776
◆キャタピラ、ヒンドスタン・モーターズの建機部門買収協議
【ムンバイ】米国Caterpillar IncはC K Birlaグループと、Hindustan Motors Ltd(HML)の土木工事機械部門及びHindustan Power Plus(HPP)の37%の権益の買収交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが12日伝えたところによれば、キャタピラは既にHPPの38%権益を保持しており、25%は一般投資家が握っている。観測筋は両取引の合計額は200クロー(US$4470万)前後と見ている。
HMLの土木機器部門の1998/99年度売上は、HMLの営業額1474.5クロー(US$3.3億)の28%を占めたが、2000年3月期には、石炭業界の需要が減退、売上の下降を見たようだ。
内燃機関の製造を手掛けるHPPの払込資本は31.8クロー、1998-99年度営業額は185.7クロー、同社はタミールナド州Hosurの工場で180-1944KVAのエンジンを製造している。エンジンの用途は自家発電用が50%を占め、コンプレッサー用が20%、土木機械用が15%、海事/その他の産業用が15%となっている。1988年に創設されたHPPは、1993年に株主割り当てを行ったが、その際キャタピラが持分をアップ、その後採算ラインを実現した。同社は1997年に再度株主割り当てを通じて45クローを調達、エンジン製造能力を年間2100ユニットから2800ユニットに拡大した。
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