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2000-06-14 ArtNo.22771
◆ラジャスタン州政府、LNG発電事業の入札受付期限を延長
【ニューデリー】ラジャスタン州政府は液化天然ガス(LNG)を用いた1000~1800MW(メガワット)の合弁発電プロジェクトの入札締め切り期限を延長するとともに、プロジェクト・コンサルタントを改めて指名する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12日報じたところによれば、入札受付は先週締め切り期限を迎えたが、1ヶ月半延長された。目下プロジェクト・コンサルタントはKarnataka Power Corporation Ltd (KPCL)が務めている。
州政府筋によると、州政府は合弁会社に当初51%出資するが、試運転を開始する際に、26%に引き下げる。合弁会社の社名も発電所の建設地も未定。
州政府の参加は、民間部門のみでは資金調達が困難な他、余剰電力を近隣諸州に供給する際にも、州政府は主要な役割を演じられるため。これに対して民間部門には燃料の確保が求められる。
ラジャスタン州政府は2000MWのPipavavプロジェクトから500MW、3960MWのHirmaプロジェクトから1250MWの電力を引き取ることになっており、またCrisil Research & Information Services (CRIS)は、州当局のエスクロー(第3者寄託金)キャパシティーは、組織再編を行えば、3年内に1000MWまで可能だが、再編を行わないならゼロと評価している。このため新LNG発電プロジェクトの運命は、ラジャスタン州政府がグジャラートやウッタルプラデシュ等の近隣諸州に余剰電力をどこまで売り込めるかにかかっていると言う。
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