2000-06-14 ArtNo.22770
◆コーチン製油所、600万トン設備拡張計画早期着工目指す
【コーチン】昨年公共投資局(PIB)から年間精製能力を現在の750万トンから1350万トンに拡張する計画を認可されたKochi Refineries Ltd(KPL)は、向こう3ヶ月以内に経済問題閣僚委員会(CCEA: Cabinet Committee on Economic Affairs)の最終認可を得、見積もりコスト4320クロー(US$9.66億)のプロジェクトに着手したい考えだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12日報じたところによると、CRLのK.L. Kumar会長兼MDは、政府の最終認可後3年内にプロジェクトを完成させることに自信を表明した。同氏によれば、デボトルネッキング・プロセス後、年間精製能力は1500万トンにアップ、規模の経済性が実現される他、国際プレーヤーとしての地歩も固められる。
石油天然ガス省は、第9次5カ年計画が完了するまでには国内の精製能力が1億2900万トンにアップ、これに対して需要は1億1000万トンにとどまると予想している。Kumar会長はこの点に関して、譬え設備能力が国内需要を上回ったにしても、一定地域の個々の石油製品は引き続き供給不足に直面すると予想した。
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