2000-06-12 ArtNo.22747
◆タタ・エレクトリック、メガインターネット事業をリード
【ムンバイ】タタ・グループはインターネット・ビジネスに本腰を入れるためのメガ・インターネット・プランを立案した。Tata Electric Companies (TEC)を先頭に、少なからぬグループ企業が、広帯域ネットワークの構築、グループのEエコノミーへの進撃に道を開く同プロジェクトに参加する。
エコノミック・タイムズが9日、TECのAdi Engineer取締役の談話を引用して報じたところによれば、ムンバイ及びプーナの電力供給会社TECは向こう6~9ヶ月間に300クローを投じて、ムンバイ市内に400キロの光ファイバー・ケーブル網を敷設するとともに、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)ライセンスを申請する。同社は全国送電会社パワーグリッドのナショナル・バックボーン(全国通信幹線)プロジェクトやインディアン・レールウェイの通信事業への入札も準備している。
ISPサービスは当面電信局(DOT)の幹線網を利用し、全国9都市でスタートするが、その後独自の幹線網を構築する。
Tata Infotechはカスタマー・ケア関連のソフトウェアの開発を手掛けるとともに、コール・センターの経営も準備、Tata Consultancy Services (TCS)はポータル経営者との提携に着手した。グループは他社との提携を通じビデオ/データ/ボイスのワンストップ・センターを目指す。グループの広帯域ネットワークを通じてビデオ・オン・デマンド、インターネット・オン・ケーブル、B2B/B2Cコマース等の便宜を提供すると言う。
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