2000-06-12 ArtNo.22740
◆Moser Baer、US$2.3億光メディア工場建設
【ラクナウ】インド最大規模のエレクトロニク・データ・ストーリッジ会社に数えられるMoser Baer India Limited(MBIL)はウッタルプラデシュ州Greater Noida (Gautambudh Nagar)に2億3296万米ドルを投じて各種レコーダブル・オプティカル・メディアの製造施設を設ける。
エコノミック・タイムズが9日伝えたところによれば、これはBharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)が7000クロー(US$15.65億)を投じてAllahabadに建設を計画する製油施設とDaewoo MotorsがGreater Noidaに設けた4000クロー(US$8.94億)の製造施設に次ぐ、同州第3の大型投資プロジェクトになる。Moser Baer India Ltdにはスイス拠点のMoser Baer AGの他、地元のDeepak及びPuri & Associatesが30%、世銀傘下の国際金融公社(IFC)が18%、J F Electraが22%、それぞれ出資している。
Moser Baerは既にグレーター・ノイダ工業開発局(Greater Noida Industrial Development Authority)に手付け金として141万4000ルピーを支払い工場用地を確保しており、今会計年度第2四半期までに土木工事に着手、2001年4月~2002年3月の間に試運転にこぎつけたい考えだ。
投資資金2億3296万米ドルの内訳は、外資9000万米ドル、プロモーター出資3494万米ドル、借入1億802万米ドル。投資対象の内訳は設備/機械1億8346万米ドル、工場建物1057万米ドル、その他3893万米ドル。
新工場ではスイス企業Moser Baer AGの技術支援下にCDR/DVD/マイクロ・ディスクを含むレコーダブル・オプティカル・メディアが製造される。
新工場は独自のダイ再生装置を通じて回収したシアン化合物ベースのダイを使用、またポリカーボネート廃棄物の再生装置や8.6MW(メガワット)の自家発電装置も備え、1250人分の就業機会を創出するはずだ。
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