【ニューデリー】エレクトロニクス・コンピューター・ソフトウェア輸出促進委員会(ESC:Electronics and Computer Software Export Promotion Council)は、情報技術(IT)対応サービスの輸出を振興する全国委員会(AIC:All-India Committee on Exports of IT-enabled Services)を組織した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン及びザ・ヒンドゥーが8日伝えたところによると、AICは、広帯域インフラの整備、IT対応サービス販促代表団の派遣/ロードショー、ISOに倣った認定制度の立案、ITサービス拠点としてのインドのプロモーション等の課題を討議する。
ESCのD.K. Sareen常務理事によると、IT対応サービスの世界市場は2008年までに8000億米ドルに達するものと見られる。インドのこの方面の輸出は目下のところ5億米ドルに過ぎないが、コール・センター、医療処方箋、バック・オフィス、ヘルプ・デスク、法律サービス等の領域には、大きな潜在性が存在する。2008年には同市場は170億米ドルに達する見通しだ。同期間にインドのソフトウェア産業は9倍に拡大するだけだが、IT対応サービスは34倍に膨張するものと見られる。
情報技術省傘下に設けられる同委員会は、当面米国/カナダから成る北米市場と一部の欧州市場の開拓に取り組み、タイアップや合弁の機会を探る。
Air Infotech LtdのRakesh Gupta会長兼MDがAICの議長を、Reservation Data Maintenance India Pvt. Ltdの取締役Radha Bhatia女史が共同議長を務める。この他のメンバーにはInde-Dutch SystemsのPratap Agarwal氏、Jay Instruments and SystemsのPrag S. Kothari氏、Datamatics LtdのRahul Kanodia氏、Association of IT-enabled ServicesのDavid J Lobo氏が含まれる。