2000-06-07 ArtNo.22707
◆輸出加工区を、特別経済区/輸出志向ユニットに統合
【ニューデリー】歳入局(RD)は輸出加工区(EPZ)ユニットに対し、特別経済区(SEZ)か、輸出志向ユニット(EOU)か、いずれかのスキームに乗り換えるよう通知した。
インディアン・エクスプレスが5日伝えたところによれば、いずれのケースにおいてもEPZユニットは、未使用の原料/減価償却された資本財/その他の輸入品/国内市場から無税で調達した物品に対する所定の税金を支払った後、物理的にEPZを退去せねばならない。
しかし商工省は、必ずしも歳入局の判断に同調している訳ではなく、もしも1、2のユニットが歳入局の指示に不満を抱くなら、この種の指示に見直しを加えることができると見ている。
歳入局はまた転向完了後、EPZスキーム下の義務はSEZスキームに包摂されると説明している。それによると、EPZユニットが転換時に保持する原料/部品/完成品在庫はSEZスキーム下の期首残高に記入されねばならない。未使用の内国税地区(DTA:domestic tariff area)からの資材調達枠は、EPZユニットがSEZスキームに乗り換えた時点で無効になる。
歳入局の以上の通知は、商工省がCochin/Visakhapatnam/Kandla/Mumbai(Seepz)のEPZユニットにSEZへの転換を説得したのと時を同じくして発せられた。
しかしカルカッタ近郊Faltaに設けられたEPZに関しては、2ユニットがSEZへの転換に消極的姿勢を見せている。FaltaはSEZへの転換待ちの3つのEPZの1つだが、両ユニットはDTAにおける販売コンセションが認められないなら、SEZへの転換を見合わせるとしている。商工省は「DTAにおける販売には税金が課され、この種の行為は奨励されない。両ユニットはそれ自身の利害に照らしてSEZスキーム下に入ることが求められる」と説明していると言う。
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