【ニューデリー】Ford Motor India Ltd(FMIL)は地元オート・デザイナーDilip Chabria氏のデザインを、中型乗用車Ikonの次期モデルに採用することを検討しており、全国ディーラー網を通じ、顧客のフィードバック収集に乗り出す。
インディアン・エクスプレス及びエコノミック・タイムズが5日伝えたところによると、FMILはAuto Expo 2000に出展したChabria氏がデザインしたモデルをディーラーのショールームに展示、顧客の反応を調査する。こうしたフィードバックを価格や生産台数決定の材料にするとともに、必要ならデザインにある種の修正を加える。同プロセスには少なくとも6ヶ月を要する。
一方FMILはIkonの液化石油ガス(LPG)モデルを市場に投入する準備ができており、安全性と環境基準に関する政府の認可を待っている。同モデルはオーストラリア企業Tickfordと共同開発したものだが、大量生産するには給油施設等のインフラが整備されるのを待つ必要がある。LPGモデルは圧縮天然ガス(CNG)モデルに比べ特別の安全対策を必要とするが、燃料としてLPGはCNGよりも優れているため、別にCNGモデルを製造する計画はない。
5月のIkon販売は1697台と、昨年同月の1592台を上回った。これにより発売以来のIkon総販売台数は9556台になった。