2000-06-06 ArtNo.22694
◆松下、デジタル/ネットワーキング技術製品の売り込みに注力
【ニューデリー】松下電器産業はインド市場戦略の一環としてデジタル/ネットワーキング・テクノロジー製品の売り込みに力を入れる。
インディアン・エクスプレスが3日伝えたところによれば、このほどMatsushita TV & Audio India Ltd(MTAIC)とNational Panasonic India (NPI)の新マネージング・ディレクターに就任したオギシマ・カズオ氏は、同紙のインタビューに対し「優先されるのは、インド市場にデジタル革命を招来し、Eコマースがもたらすビジネス機会を開拓すること」と語った。同氏によると、通信/情報技術等のコンバージャンスの潮流に照準を合わせるとともに、市場の成熟度に合わせて最先端の技術やPCネットワーキング製品を紹介する。
この他、フラットTV14モデルを発売する計画で、内9モデルはインド国内で製造する。
松下は、1)広帯域、2)ドキュメンテーション、3)ソフトウェア、4)教育、5)健康、6)エネルギーの6領域へのリソース集中を2000年度のグローバル・ミッションとしているが、インドにおけるビジネスにおいてもこうした方向が志向される。
昨年のインドにおける売上は6900万米ドルで、国内販売が50.5%、輸出が49.5%を占めた。松下のインド家電市場におけるシェアは5%前後だが、これも少なくとも10%に引き上げると言う。
|