【ニューデリー】年間1億5000万米ドルの外貨収入をあげる国内最大の100%輸出志向ユニット、Kudremukh Iron Ore Company(KIOCL)が、このままでは今年7月をもって廃業せざるを得ない苦境に立たされている。
KIOCL筋によると、同社の頻繁な督促に関わらずカルナタカ州政府は今年7月25日に期限が切れる鉱業リース権の更新を未だに認めていない。1969年に発行された30年間の当該鉱業リース権は1999年7月22日に期限切れとなり、その際カルナタカ州政府は暫定的に1年間の延長を認めた。延長された営業許可も来月25日には満期を迎えるが、州政府内部の意見の不一致からその後同案件に如何なる決定も下されていない。州政府の方針決定の遅れはKIOCLが10年をかけて構築した市場を崩壊させることになる。中央政府のDilip Ray前鉄鋼相も事態を深刻視し、カルナタカ州の首席大臣に問題の早期解決を求めたが、首席大臣はこれまで回答を行っていない。
B. K. Tripathy新鉄鋼相はこの点に関するヒンドゥー・ビジネス・ラインの質問に対して、同問題を優先処理する考えを明らかにしたと言う。