2000-06-06 ArtNo.22680
◆ブルー・サークル、Manikgarhセメント買収
【ムンバイ】最近フランス企業Lafargeの熾烈な買収攻勢を辛うじて切り抜けた英国拠点のセメント・メジャーBlue Circle Industries Plcは、BK Birlaグループ傘下Century Textilesが経営する年産120万トンのManikgarh Cementの買収交渉では、ラファージュを出し抜いたようだ。
インディアン・エクスプレスが3日伝えたところによれば、ブルー・サークル取締役会は来月の会議で同買収を承認する見通しだ。消息筋によるとラファージュは最近Manikgarhセメントの買収レースから撤退、ブルー・サークルが唯一の交渉者になっていた。BKビルラ筋によると、同社は既に売値を提示しており、ブルー・サークル取締役会はこれを承認するものと見られる。マハラシュトラ州ベースのセメント製造施設は50MWの自家発電施設付きで、500~600クロー(US$1.1億-1.36億)と見積もられる。
センチュリー・テキスタイルズ取締役会はManikgarhユニットの売却を決めたが、Maiharの年産200万トンのセメント製造施設とRaipurの120万トン施設は維持する方針だ。
一方、CK Birlaグループの年産120万トンのOrient CementとSK Birlaグループの年産210万トンのMysore Cementsを巡る商談も間もなくまとまる見通しと言う。
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