【ムンバイ】カナダの通関歳入局(CCRA:Canada Customs and Revenue Agency)はインド、ブラジル、フィンランド、インドネシア、タイ、ウクライナから輸入されるプレートの価格は、それぞれの国の通常の価格を平均40%下回り、インド、インドネシア、タイの鉄鋼メーカーは販売価格の平均26%に相当する違法な補助を受けているとし、ダンピングの判定を下した。
インディアン・エクスプレスが2日伝えたところによれば、CCRAは国営製鉄会社Steel Authority of India Ltd(SAIL)の熱間圧延炭素鋼プレートに対しては15%の反ダンピング税を課すことを提案、またSAILはトン当たり1783ルピーの違法な補助を受けていると判定した。
カナダ国際貿易裁判所(CITT:Canadian International Trade Tribunal)は目下、この種のダンピングや補助が国内産業に実質的な打撃を及ぼしたか否かを調査しており、6月27日までに裁定を下す見通しだ。もし黒と判定されれば、反ダンピング税と相殺関税が課されることになる。