SEAnews 1995-07-06 ArtNo.2266

【クアラルンプル】マレーシアの製造業生産は内外の強い需要に支えられ今年も昨年並みの14.6％の成長を遂げ、経済全体の牽引役を果たす見通しだ。
通産省の経済報告書によれば、昨年の製造業成長率は一昨年の12.9％から14.6％に加速、国内総生産(GDP)に対する貢献率は30.1％から31.5％に拡大した。通産省は同部門の今年のＧＤＰ貢献率を32.7％と予想している。昨年の製造業輸出は1171億Ｍドルを記録、輸出総額(M$1537億)の76.2％を占めた。
電気・電子部門への昨年の投資約定額は100％増の63億Ｍドルを記録、昨年認可された製造業投資プロジェクト268件の30.8％を占めた。同部門への投資では米国からの投資が9億7920万Ｍドル(全体の20.3%)でトップ、日本からの投資が9億1260万Ｍドル(18.9%)で、これに続いた。電子部品は引き続き総輸出に対する主要な貢献者で、電気部品と合わせてその額は248億Ｍドルに達した。しかし電子部品輸入も一昨年の182億Ｍドルから昨年の282億Ｍドルに急増した。一方、昨年の製造業就業者は一昨年比7.8％増加した。(STAR:7/5)