2000-06-02 ArtNo.22657
◆Moaroli LNGプロジェクト、Unocolの撤収で棚上げ
【アーマダバード】グジャラート州南部で850クロー(US$1.93億)のMaroli Port & Harbour Projecと1930クロー(US$4.39億)のMaroli LNG Terminal Projectを進めるNatelco-Unocolコンソーシアムのパートナーを務める米国石油/ガス会社Unocolが、同事業からの撤収を決めたことからLNGターミナル・プロジェクトは棚上げされる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが1日伝えたところによれば、National Telecom of India Ltd (Natelco)とUnocolの子会社Unocol Bharat Ltdは1998年に年間800万トンの貨物処理が可能な一般貨物港と年間250万トンの燃料油を輸入可能なLNGターミナルを2004年までに開発する覚書を交換した。しかしUnocolは今年3月14日にプロジェクトから撤退する方針を発表した。
消息筋によれば、LNGターミナルの工事は一般貨物港の建設が完了後に着手するはずだったが、地元住民らの反対運動に妨げられ、進捗を見ていない。このためUnocolがこれまでに同事業に投入した資金や技術は極少量と見られる。一方、Natelcoは外国パートナーが撤収したため、一般貨物港の建設に力を集中すると言う。
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